萌尽狼グ

同人音楽サークルkaguyadepth代表、萌尽狼(もえつきろ)の個人ブログ

『ウンディーネ』次回作構想まとめ

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昨日同人音楽情報局が無事放送され、これをもちましてウンディーネ・プロジェクトとして当初予定していた展開は全て終了しました。応援ありがとうございました。
2月24日に沙羅曼蛇2の前日譚を作りたいと思い立ってから4ヶ月半にもおよんだ密度の高い日々が終わり、少し燃え尽き症候群かなと思い始めているところです(萌尽狼だけに!)
沙羅曼蛇35周年という祝祭は7月4日いちにち限りのものではなく残り半年間ずっと続きます。またウンディーネというオリジナル作品の世界ももっと広げていきたいところです。
やり残したことはないけれど、まだやれることがあるのではないか?という思いがときに爆発し、とんでもない妙案を口走ったり書きなぐったりするわけですが、そのたびにこれはまだ形にするのは早いとブレーキがかかり、そしてすぐに忘れていってしまうのです。幸いだいたいのことはツイートしているので振り返ればよいのですが、今回はその数が日に日に増しており、そろそろ一度まとめが必要だと感じました。
2017年にASIA LUNARをやめてkaguyadepthに舵を切った頃を振り返ると、悩むほど多くの作りたいものがあるという状況は近年まれだと思います。ここで立ち止まるわけにはいかないのです。

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M2の新作STG戦刃アレスタが7/15から稼働開始して最初の土日です。BIGBANG滝川店に行きたいのはやまやまですが、今日は浮かんでは消えていく次回作構想をまとめることに時間を割きましょう。
…と意気込んだものの酷暑で思うようにまとめきれませんでした。書きかけですが今日のところはこのへんで一区切りとします。

発売記念日から次回作を考える

2021年7月4日(日)の沙羅曼蛇35周年祝いで動き出した『ウンディーネ』のように、コロナ禍でイベント合わせ新作というのも難しい中、発売記念日合わせの次回作というのは制作スケジュールが立てやすい。
ただ中杜カズサ氏の記事にもあるように、ここ数年は1980年代のアーケード、ファミコン全盛期から35周年にあたるため全ての発売記念日を新作でお祝いするのは難しい。
そこでグラディウスシリーズを中心にどのような発売記念日合わせの次回作が作れそうか考えたい。

2022年8月28日(日)

PS『グラディウス外伝』25周年(1997年8月28日)
グラディウスWiki by コナ研のグラディウス年表によると『グラディウス外伝』は『グラディウスⅢ~伝説から神話へ~』の200年後であるグラディウス歴7040年の出来事とされ、またビックバイパーは11代目にあたると取扱説明書に明記されている。『ウンディーネ』の裏設定(ウンディーネ・ユニバース)で『沙羅曼蛇2』はグラディウス歴7008年の出来事なので、『グラディウス外伝』までの32年間に4機のビックバイパーが存在したことになるが、あまりに短期間に立て続けに新型を開発したことになるため、その理由付けが難しい。『ウンディーネ』の続編としては避けて通れない課題ではあるものの、一気にまとめて4機設定するのか、それとも1機ずつ設定を詰めていくべきか悩んでいる。そのうちの一案が下記『ノーム』の可変型ということになる。

2021年12月23日(木)

MSX沙羅曼蛇』34周年(1987年12月23日発売)
2021年中にもう一度沙羅曼蛇35周年祝いで何かやるならこの日ではないだろうか?今作は四大精霊のうちサラマンダー、シルフィード、ノームはシューティングゲームになっているがウンディーネはなかったため『ウンディーネ』というタイトルにした。しかしノームは正確にはFPSなので次回作のタイトルを『ノーム』にしたいという案がある。またMSXグラディウスシリーズの設定は『ウンディーネ』のストーリーにも深く関わっているが、MSX版『沙羅曼蛇』では特にガンホーというメカノイド(ロボット)が登場することに着目し、ノームと呼ばれるロボット軍団と対決する内容を考えている。自機は『フォースギア』に登場するα-GRAYのような可変型にしたいが、オリジナルのロボットを大量に設定しなくてはならずキャラデザのコストが高いのが難点。内容が壮大すぎるため(後述)満足いく内容にするなら1年かけて35周年合わせにするのが無難のように思える。

2022年1月7日(金)

GBAグラディウスジェネレーション』20周年(2002年1月7日発売)
小山薫堂氏が提唱したグランド・ジェネレーション(G.G)と2012年以降のイオンのシニアシフト戦略によって「グラジェネ」といえばグラディウスのことでなくなって久しいが、今一度グラディウス世代の我々だからこそできる同人音楽CDというものを作ってみてはどうだろうか?「グラジェネ」の音楽は賛否両論ありCD BOXにも未収録のままだが、そのグラディウスというゲームの音楽を再構築するという試み自体は評価されるべきではないかと思う。また1990年4月25日発売の『パロディウスだ!〜神話からお笑いへ〜』に登場するビックバイパーは『グラディウスⅢ~伝説から神話へ~』終結後退役し、58歳でたいやき屋に転職したので、2022年で創業32年、御年90歳の卒寿になる「グラジェネ」だ。記念CDを作るのであればグラディウスシリーズを幅広くアレンジし、中でも「グラジェネ」を大きく取り上げるというのがよいのではないだろうか?

2021年10月28日(木)

NSW・PS4究極タイガーヘリ』発売
エムツー初のアーケードSTG『戦刃アレスタ』稼働開始日である7月15日の夜に、東亜プラン全作移植宣言から約2年、ようやく『究極タイガーヘリ』が発表された。これは『究極タイガー』『タイガーヘリ』のアーケード版、ファミコン版、PCエンジン版、メガドライブ版を完全移植するというもの。弊サークルは2014年からヘリSTGガルパン風アレンジ『空中戦車道』というシリーズを展開しており、これの新作を『究極タイガーヘリ』発売にぶつける案が浮上。特にかねてから『究極タイガー』BGM5「Our Life」をファミコン版から始めてアーケード版へとつなぐメドレーアレンジしたいと考えていたので、両方収録の『究極タイガーヘリ』発売は絶好の機会といえる。ただ『空中戦車道』の設定はガルパンにお熱だった頃にいろいろこじらせて考えた代物ゆえ(主人公がワードナの森をもじって野森詞名、その姉がゴークスをもじって郷楠など)新作に合わせて改めて整理する必要がありそう。『究極タイガーヘリ』発売まで正味2ヶ月であり、アレンジやジャケットイラスト含めてどこまで思い描いたとおりに作れるかが課題。

ウンディーネ』続編案のひとつ『ノーム』について

グラディウス歴7008年の『沙羅曼蛇2』と6機目のビックバイパーから、7040年の『グラディウス外伝』と11機目のビックバイパーの間に、4機のビックバイパーが存在したことになるが、それは一体どういう経緯だったのか?を解き明かしたいというのが『ウンディーネ』の続編を作る上で避けて通れない課題である。そして『ウンディーネ』は続編もまたCD単体で完結するオリジナル作品として発表したいと考えている。

グラディウス外伝』の「対消滅エンジン」について

以下の設定は『ウンディーネ』の裏設定(ウンディーネ・ユニバース)に基づくもので、コナミの公式設定ではないのであしからず。
グラディウス歴6652年にメタリオン星系の恒星異変でリカベラー粒子が減少しエネルギー問題が発生したことから、リークパワーのエネルギー利用が急速に進み対バクテリアン戦闘機ビックバイパーが作られた。
だがグラディウス歴6666年に起きた『グラディウス2』後に皇帝ラーズ18世となったジェイムス・バートンは脱リークパワー政策と新型エンジン開発を指示。これが『沙羅曼蛇2』の6機目のビックバイパーとなった。
グラディウス外伝』に登場する4機の超時空戦闘機はいずれも「対消滅エンジン」を搭載しており、これらはグラディウス歴6840年の『グラディウスⅢ~伝説から神話へ~』から開発が始まった。
グラディウス歴6809年の『ゴーファーの野望エピソードⅡ』に登場した亜空間戦闘機ヴィクセンを境に、グラディウスシリーズの超時空戦闘機は特に説明なく亜空間での戦闘が可能になっていることを踏まえると、グラディウス歴6852年の『ソーラーアサルト』で機体が大型化するなど不明点はあるものの、ビックバイパーMk.Ⅲのエンジンと「対消滅エンジン」は本質的に同じものであるはずである。
であるならばなぜ『沙羅曼蛇2』のビックバイパーだけオプションシュートが可能で、その機能は後継機のエンジンに受け継がれなかったのだろうか?
ウンディーネ』では6機目のビックバイパーの開発に155年を要したことと、ビックバイパー不在によって同盟星ラティスとの安全保障が関係悪化したことによって後継機の開発が中止されたと結論づけた。
つまりグラディウス歴7008年の『沙羅曼蛇2』から7040年の『グラディウス外伝』の間に存在するはずの4機のビックバイパーはおそらく新型エンジン開発の産物ではない。リークパワーが復活しなければ。

ウンディーネ』における「リークパワー」について

ウンディーネ・ユニバースでは『グラディウスⅤ』の「ビックバイパー開発史」や『コズミックウォーズ』に量産型ビックバイパーが登場することを踏まえ、『コズミックウォーズ』開戦当初は惑星グラディウスの超時空戦闘機ビックバイパーが唯一バクテリアンに対抗しうる兵器であり、ビックバイパーを星系同盟でライセンス生産することで『コズミックウォーズ』を戦い抜いたことにした。
しかしビックバイパーは量産向けに再設計したわけではなかったため搭載エンジンはリーク人がパイロットでなければ超兵器として機能せず、結果的に『コズミックウォーズ』では旧態依然とした十把一絡げ戦法にならざるを得なかった。
ウンディーネ』に登場するコブラ(『沙羅曼蛇2』のスーパーコブラの基になった機体)はこの量産型ビックバイパーからリークパワーエンジンをオミットしたものであり、出力不足を補うために三発機になった(スーパーコブラの設定資料をこのように考察した)。ただし『ウンディーネ』の自機はあろうことか量産型ビックバイパーのエンジンを流用したコブラバイパーに改造された機体であった。
つまり『沙羅曼蛇2』の時点でリークパワーは基本的に扱える者がいないため惑星グラディウスですら無用の長物となっていたが、『ウンディーネ』の主人公アレックスの登場によって息を吹き返したことになる。
この辺は過去に私が作った『ステイリゼル』『エクステイリゼル』『0th4th:revive』のようにジェイムス・バートンの直系子孫がこの時代までいてリークパワーも健在という設定と根本的に異なる。

リークパワー陣営とモビルスーツ陣営の結託

コズミックウォーズ』では1P側のバトルスーツ、2P側のサイバースーツといったモビルスーツがタイトル画面やパッケージに描かれており、このゲームの花形メカといえる。しかしグラディウスシリーズでモビルスーツのようなロボットが登場するのは『フォースギア』や『ゾラディウス』を除くとMSX版『沙羅曼蛇』のガンホーというメカノイド無人機)のみ。
このことからウンディーネ・ユニバースでは対バクテリアン兵器がモビルスーツから超時空戦闘機に取って代わられ、モビルスーツが斜陽産業になったのではないかと考えた。
6機目のビックバイパー開発が長期化する中、ともに斜陽産業であるリークパワー陣営が、モビルスーツ陣営と結託して次期ビックバイパー(可変型)の開発を開発していたとしたら?
そしてアレックスのリークパワーに懐疑的なグラディウス政府が、アレックスを試すためにこのビックバイパーを利用したとしたら?というのが『ノーム』の導入部にあたる。

ウンディーネSMS(サウンドまるごと差し替え案)

7月9日に思いついて7月11日に仮ジャケット作成まで進んだ案。SFC版『サイバリオン』やPCE版忍者龍剣伝のように移植で全曲差し替えになったものをイメージした仮想ゲームサントラ。

問題点

  • セガマスターシステムに全く思い入れがない。仮ジャケットを作ったが愛が足りない。ただゴールドカートリッジをパクっただけに見える。
  • 素OPLLで雰囲気は出ると思うが、それだとMSXと区別がつかない。

ウンディーネ・キャラバン(対戦STG案)

7月14日に思いついた案。ウンディーネの続編で、アレックスとレイチェルのどちらが最強のコブラパイロットか競う対戦STGをイメージした仮想ゲームサントラ。
ノームに比べて、続編ではあるもののストーリーのつじつま合わせの必要はないし、特にレイチェルがイキイキとしそう。
対戦STGは『ティンクルスタースプライツ』や『東方夢時空』『東方花映塚』『ライバル・メガガン』のように左右2分割したゲーム画面をイメージしています。
(当初は『スピーダーバイク(スクーターシューター)』を想定していましたが、Xbox360 Game Roomのみの移植でマイナーですね)
独自ルールとして、2分タイムアタック縦横1セット2ステージ、5分タイムアタック縦横3セット6ステージ構成で、同条件のタイムアタックをして先にボスを倒した方が勝ち。ただし縦横交互スクロールかつティンクルスターよろしく妨害システムあり。沙羅曼蛇ハイパーオリンピックくらいがイメージしやすいか?

問題点

  • 対戦STGというイメージが的確に伝わるか?
  • いつ出すか?タイムアタックで競うSTGといえばハドソン全国キャラバンだが、これから作り始めると夏が終わってしまう。