RETRO GAME SUMMIT Lv.2お疲れ様でした
RETRO GAME SUMMIT Lv.2に参加された皆さんお疲れ様でした。
次回はPiO大展示ホールで開催になりますが、やはり「レトロゲームを未来に繋ぐ」という理念に基づく足場固めがないまま規模拡大することへの懸念が感想として大きいですね。
若年層を取り込むためにはどうしたらいいか? その答えは規模拡大だけなのでしょうか?
一次創作Aセット特典お渡し忘れのお詫び
RETRO GAME SUMMIT Lv.2でB05「kaguyadepth」の一次創作Aセット(3800円)をご購入の方へお詫び申し上げます。
Aセットには画像のような特典が付きますが、私の不手際でお渡し忘れてしまいました。原因として次のようなミスが思い当たります。
- おしながきには特典付きと書いたがAセットそのものに特典付きのラベルがなかったこと。
- Aセットの近くの敷布ポケットに特典を入れておかず見落としてしまったこと。
- Aセットの内容やスタンプカードの説明に気を取られてしまったこと。
ミスに気づいた12:50頃すぐにX(旧Twitter)で呼びかけ、その後スタッフにお願いして13:10頃に館内放送で呼びかけしてもらいましたが、現時点でまだ名乗り出た方はいらっしゃいません。
スタンプカードや購入特典をたまに忘れることがあるので、もらってない人はひと声かけてください。
(過去のイベントで渡し忘れに気付いてSNS等で呼びかけてみても名乗り出る人はいないんですよね…本当に申し訳ありません…)
告知動画でもミスが多いから気をつけようって書いてたんですけどね…正直売り上げどうのこうのより痛恨のミスの方がショックが大きいです。
Xの戦利品写真をチェックしていますが、こちらから購入者を特定するには至っておりません。
ちょうどお昼頃でしたので、トークショー開始までいったん会場の外に出られてしまったか、お帰りになってしまったのかもしれません。
つきましては、お心当たりのある方は、Aセットを購入時に近い状態(ジッパー付き袋にCD5枚が入っていて値札が付いている)で写真撮影していただき、Xのポストまたはダイレクトメールにてお問い合わせいただけますでしょうか? 特典を郵送にてご送付させていただきます。
特典がなくても作品内容に直接影響はありませんが、作品の構成要素としてあったほうが望ましいから作ったものなので、ぜひお受け取りいただきたいと思っています。
重ね重ね大変申し訳ありませんでした。以後気をつけたいと思います。
次回はPiO大展示ホールで開催
次回RETRO GAME SUMMIT Lv.3は2023年11月30日(土)大田区産業プラザPiO大展示ホールで開催と、第二部のトークショー「レゲットコネクト」の最後に重大発表がありました。
今回のイベントはいろいろと思うところがあったものの、いずれも会場のキャパシティに起因する問題ばかりでしたので、会場が広くなればよりよりイベントになるのではないでしょうか。
キャパいっぱいまで募集枠を増やさない限りは、ですが。さすがに大ホールで即売会とトークショーが入れ替えになって、天気は雨なのに待機列を外に形成とかになったらしゃれにならん。
RETRO GAME SUMMIT Lv.2で良かったこと
- スタッフの対応や判断がスムーズだったこと。チラシの配布、サークル側の頒布ミス(上記参照)に関する館内放送の是非、宅配便受付など。
- hallyさんの提言を取り入れて中学生以下を無料化、お菓子釣りコーナーの実施(ただしお菓子は余ってしまい最後は大人も参加できた)
今週末開催のRETRO GAME SUMMIT, 中学生以下は入場無料です。
— hally (VORC) (@hallyvorc) 2024年3月18日
レトロゲームを本気で未来に繋げていくなら未成年入場無料を検討すべき、というのは僕の持論でもあり、前回の打ち合わせでも少し提言しました(は烏滸がましいか。ちょっと言っただけ)。早々の実現、しかもこんな催しまで。素晴らしい。 https://t.co/5SCFfFgf0N
RETRO GAME SUMMIT Lv.2で気になったこと
ゲームレジェンドの雲行きが怪しくなったとき、そんなに不満があるならお前がやれと言われて、自分なりにイベント主催について調べてみたんだけど、コロナ禍になってリスクはとりたくないな…って思って現在に至ります。そのため同人イベントに対して主催者目線で見てしまうところがあるので、多少辛辣な意見もあるかと思いますがご了承ください。
弊サークル
- 作品カタログを用意したが、CDに書かれている文字が小さくて読めないため、大きな文字で書いてあるものが必要だと感じた。
- 昨年のゲームレジェンド35に比べて売り上げは落ちた。おそらく10人ほど購入者が減っている。レジェは完売続出だったがレゲットは完売なし。
- 混雑のため11:30~13時まで時計回りの一方通行制限だったが、スペースが会場入口付近ということや、開幕1時間くらいでまったりタイムに突入してしまったことが売上減につながったものと考えられる。
- レゲットとレジェの客層が似通ってるという批判はあるけど、同じ客層でも二次創作を目にしたときのハジケかたがゲームレジェンドのほうが強いんじゃないか? それはレジェが同人誌メインだからか? レゲットは公式や関係者の出展が多いからそっちの引力が強いんじゃないか? という気が。なのでこのまま規模拡大しても売れるようになるわけじゃないと思われる。
- 公式グッズを買いに来てるだけだから戦利品写真も多くポストされないのではないだろうか?
- 作品コンセプトはほとんど理解してもらえない。好きな作品が入っているかどうかだけで判断されてしまう。
- 海外からの来場者に作品コンセプトを伝えることは難しい(特に逆ディウス)
- 取材は来なかった。会場内の写真撮影OK、動画撮影・録音はNGだったので、どこかで写っているのかもしれないが。
- 試聴がひとりもいなかったんですよね。試聴すると買われないジンクスがある我がサークルとしては別にいいけど一度も使わずじまいというのも…
スタッフ運営面
- 中学生以下の無料化についてポスター等で周知徹底されていなかった。
- 公式Xのポストでは「一般参加者」と呼んでいるけど当日の館内放送では「お客様」と言っていて同人即売会としては用語が統一されてないのは気になるところだった。ともにイベントを作り上げる一員であるならば前者で統一せねばならない、同人即売会なのだから。
リストバンド(入場証)
- 入場証はリストバンドだったが、入口近くのスペースだったので、特に後半入場した人がうちのスペースの前で手首に巻けなくて立ち止まってしまったり、手首ではなくカバンに巻き付ける、付けたけど落としてしまうなどが見受けられた。
- コロナ禍で一時的に導入されカタログ提示より便利だとして私もそのまま定着して欲しいと思ったリストバンドだが、不馴れなものなので運用上のリスクになりうるということか。レゲットは主催が音楽関係者だしカタログのないイベントなので今後もリストバンドだろう。着け方ガイドが欲しい。
- また単色(サークル:ピンク、一般:蛍光グリーン)かつ、再入場時のスタッフ確認が厳密ではないことから、SNSで写真が流出すれば百均の紙テープでも巻いておけばサークル入場に混ざれてしまうのでは?という危険性も考えられた。偽造防止が必要なのではないだろうか?コストかかるけど。
- サークル再入場を、スタッフがぜんぜん見てないから「通ってヨシ!」的なことをぜんぜん言われなかったんですよ。だからここで悪意のある無関係な人が紛れ込んでも防げないですよ。サークルにはステージイベントに出演される人もいる。セキュリティ上の懸念もあると思うのです。
車椅子対応
- プレス腕章をつけた車椅子の方がいらっしゃって、館内放送で何度も通路の中央をあけるよう指示があった。電動なので徒歩よりも初速が速くぶつかりそうになった場面が多々見受けられた。よそのイベントでも車椅子参加者はいる。会場運営、一般参加者ともにそうした配慮が必要だと感じた。
一方通行
- 混雑のため13時まで時計回りの一方通行規制のアナウンスがあったが「俺の時計回りはこうだ」と言わんばかりの逆走者が少なくなかった。
動画撮影禁止
- 動画撮影禁止だったが明らかにホワイトボードを動画撮影していてスタッフも見ていたが止めてなかったのも気にかかる。動画撮影禁止ではないのか?
終了・撤収作業
- いつ頃から撤収作業を始めればいいのかわからない。なんとなく雰囲気を見て14:30頃から片付け始めたが、片付け中でも作品頒布を継続するのか判断に困った。店じまい中なので当然客付きは悪くなる。
- 終了時のグダグダ。館内放送で「終了は15時」「終了は15:15」と情報が錯綜。そのせいで「終了しました」の館内放送も複数あり、いまいちしまりがない終わり方だった。
- 撤収作業の役割分担の明確化。よそのイベントでは机・イスの撤収作業を手伝ってほしい場合もあるが、レゲットはすべてスタッフが行うようだ。また机に貼られたスペースNo.のシールをはがすかどうかの指示もない(エリシアン、北海道コミティアはそのへん徹底してアナウンスしている)
- レゲットに限ったことではないが、設営時間に対して撤収時間が短すぎる。ただ即売会終了からトークショーまで1時間あったので、荷物を置きに京急蒲田駅前のホテルに戻ることはできた。
トークショー待機列形成
トークショー
- 観覧席でイスが用意されているのは左右40脚ずつ計80席のみ。その間に座る人(ざっと200人くらい)は床に直接長時間座ることになり足腰がかなり痛い。座布団をご持参くださいなどの事前アナウンスがほしい。
- PiOの小展示ホールはイス使用で最大400人収容。目算で300人以上は着席しており、ほぼ満席だったのではないだろうか。
- トークショー不参加のサークル、一般参加者がいることを踏まえると、レゲットの動員数は5~600人かそれ以上なのではないだろうか。
- マイクのハウリングが気になるもののPA、カメラマンはきちんとしている。スタッフにできる人がいるか、業者に頼んだような雰囲気。
- 入場料金1000円は即売会、トークショー共通だが、このトークショーだけで1000円の価値は十分あると思われるステージ内容。それだけに座席の悪さが目立つ。
- バックスクリーンの映像は登壇者のアップばかりで、話の内容に沿ったゲーム画面などはなく、知識がない人は話についていけない。版権を考えると難しいのかな?
- 出演者と現役当時の開発苦労話にフォーカスしてるのでこれでいいとは思うのだけど、ゲームそのものの特徴に対してクリエイターはどうしたか?という進行になってないので、聞き手に相応の知識がないと話がちんぷんかんぷんだと思う。
- 「レトロゲームを未来に繋ぐ」がスローガンのトークショーだけど、実際に聞いている人はざっと見回しても若い人は少なくて、リアルタイムの知識がないと理解できない内容の話となると、若い人たちにバトンタッチしていけないんじゃないか?と思うのだが、どうだろうか?
- 会場にマインクラフトのTシャツ着た若い子がいたけど、彼らにこのイベントが魅力的に見えているか?というと甚だ疑問だ。このままだとダメなんじゃないのか?という気がするなあ。
- レゲットのスタッフ名札がメガドライブ2やスーパー32Xの頃のセガっぽいデザインになってたりしてて、そういうこだわりをマニア向けじゃなくてもっと若い人たちに見えるようにしていかないといけない。狙いはいいんだけど実態はどうか?PDCA回していかなくちゃならない気がするなあ。
- 若い子が持ってるマインクラフトなどの接点と、現役ゲーマー・開発者が持ってる接点を、うまく仲人することで新たなイノベーションを生むイベントが「レゲットコネクト」というなら実利にかなっていると思うんだけど、これはただのマニア向けのトークショーだ。
- パレットやメモリの制約で当時やれなかったことに対する、今時の色数が多くてなめらかなドット絵のことについての批判が出たけど「うちらは苦労した!」って話だと若い子はついてこないでしょ。接点がないから。昔はよかった「だが昔の制約は今でも魅力的だ」って話につなげないと、未来志向じゃないときついなあ。
- あとクリエイターtoクリエイターのトークショーなのか、クリエイターtoカスタマーのトークショーなのかが混在していて、マニアはクリエイターの話も聞けちゃうんだけど、普通は自分とは無関係な話だと受け止めてしまうんではないかな?
- 例えば話の途中で特定の専門用語が出てきたら観客に「知ってる人?」と挙手を促して司会がコール&レスポンスで進行することで登壇者と観客の溝をうめることはできるわけじゃない。司会が2人いるから進行と解説で役割分担してもいい。理解度に合わせた話が聞きたいかなー?とは思う。
- ジョイスティックで打つドッターの話にしても、それがレトロゲーマーの常識みたいな感じでさらっと話題が出てくると、疎外感があると思うんだ。イメージできないの、それがなんなのか。だから話に集中できなくなってくるのね。イメージしやすい話なら長丁場でも話は聞ける。これはつらい。
- これ、サインが欲しいだけの人もいるんじゃない?
- サインをもらうためイラスト集を買うのが条件になってるから登壇者のプロフィールについてはある程度すっ飛ばして話を進めているフシがある。これでは話を聞いただけで登壇者の人柄とスキルとキャリアを結びつけて理解することは難しい。そこはフォローが必要だと思うなあ。