沙羅曼蛇は二次創作したくなるゲームだった
小学生から中学生にかけて自由帳に落書きしていたグラディウスの今となってはよくわからないオリジナルボスのイラストが大量に眠っています。
その中でもとりわけ出来の悪い部類に入るものの、唯一沙羅曼蛇風のロゴが描かれたものが出てきました。なんだよ「ちょっとヒネクレエピソード」って。
クラッシュバムというのはファミコン版沙羅曼蛇の神殿ステージの途中でグラディウスボスのBGMに変わるところで出てくる敵キャラクターです。
黒い三連星よろしく3機が縦に並んで行く手を阻みます。ビッグコアと比べると小柄で、コズミックウォーズのリトルコアの元ネタでは?と思わせるほど。
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(2:30くらいからクラッシュバム戦です)
ちなみにLCD版ネメシスのビッグコア(見た目はMk-Ⅱ)も4面は3機出てくるので、クラッシュバムの仲間なのかもしれません。
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(2:25くらいから3機のビッグコア戦です)
3機のビッグコアを自分は一度も倒したことがなかったと思います。エンディングの曲は電池を付けたり外したりしてバグらせて聞いた思い出が…
それはさておき沙羅曼蛇は、ファミコン版の説明書をワープロに打ち込んだりしていた記憶もあるので、今にして思えばグラディウスの二次創作を始めたきっかけだったのかもしれません。
本格的にグラディウスにのめり込んでいったのはSFC版グラディウスⅢが出た後と遅い私ですが、その頃でもファミコン版沙羅曼蛇が新品で手に入ったことも嬉しかったのでしょう。
ちなみに中学1年の頃、トイレで沙羅曼蛇を歌っていたら吹奏楽部の先輩から「歌うんだったらクリスタルキングの大都会を歌え」と言われたことを覚えています。
1992年の春はまだCD『沙羅曼蛇~Again~』が発売されたばかりでしたね。あれから29年、先輩お元気ですか?
ビックバイパーとは違うのだよ、ビックバイパーとは!
さて、沙羅曼蛇のストーリーをあらためて読んで気づいたことがありました。
惑星ラティスの王子は、自分の名を付けた時空戦闘機「ロードブリティッシュ号」で自ら戦闘に挑んだが、満身創痍で脱出し、かつてバクテリアン星団を打ち破ったといわれる惑星グラディウスに救援を求めた。(プレイステーション『沙羅曼蛇デラックスパックプラス』より抜粋)
今でこそロードブリティッシュも超時空戦闘機ですが、沙羅曼蛇が出た当時はまだただの時空戦闘機だったんですね。ビックバイパーとは歴然とした性能差があったのです。
このキャラ差は続編の沙羅曼蛇2の方がより具体的に設定に盛り込まれています。
- 1人プレイの場合、1P(ビックバイパー)よりも2P(スーパーコブラ)の方が難易度が低い。
- 先に主力戦闘機コブラなるものが存在し、それにビックバイパーの心臓部を移植したものがスーパーコブラという設定になっている。
沙羅曼蛇2版ビックバイパーおよびスーパーコブラの設定資料はこちらにまとめてありますのでここでは割愛しますが、量産機を改造してカスタム機にしたとか熱い設定じゃないですか!
このスーパーコブラの設定にドハマリして、沙羅曼蛇2の二次創作を20年以上やっているのが私です。
スーパーコブラの改良型にファイナライザーとかブラックパンサーって名前を付けたりして。新作では主力戦闘機コブラの姿を導き出してみましたがいかがでしょうか?
ビックバイパーとは違うのだよ、ビックバイパーとは!(この場合、元ネタとは意味が逆ですが)
そういえば日本版ライフフォースでも2Pロードブリティッシュはパワーアップゲージの並び順が入れ替わっていて復活が楽ですし、ビデオゲーム黎明期で見た目や使い勝手に差のある2P機の代表的キャラクターと言われるのもうなづけますね。
いよいよ明日で沙羅曼蛇35周年&ウンディーネ頒布開始!!
アーケード版沙羅曼蛇は1986年7月4日稼働開始なので、明日2021年7月4日で生誕35周年を迎えます!
これに合わせて制作した沙羅曼蛇2の前日譚『ウンディーネ(仮想ゲームサントラ)』も明日から頒布開始します!
CDはあきばお~こく、BEEP通販部、ゲーム探偵団で通販開始予定です。あきばお~こくは6月3日から予約受付中です。
ダウンロード版はDLsite、BOOTHで販売開始予定です。DLsiteは7月1日から予告掲載中です。
なおBOOTHは手動で販売開始に設定するため、朝起きてからの販売開始になる見込みです。ご了承ください。
そしてなんと、ゲームミュージックなブログの中杜カズサさんが新作『ウンディーネ(仮想ゲームサントラ)』について記事を書いてくださいました。
こちらもぜひチェックよろしくお願いします!