1986年7月4日にアーケード版『沙羅曼蛇』が稼働開始してから37年、そして一昨年の沙羅曼蛇35周年に合わせて制作した仮想STGサントラ『ウンディーネ』が2周年を迎えました。
『沙羅曼蛇』はグラディウスの続編ですがステレオFM音源になり、パワーアップシステム、横縦交互スクロール、2人同時プレイ、途中復活などゲームシステムにも大きな違いがあります。
私はSFC版グラディウスⅢが発売した頃からのファンですが、その頃地元のゲーセンにはまだ沙羅曼蛇の専用テーブル筐体があり、またファミコン版沙羅曼蛇が新品で手に入りました。
1991年12月6日にはPCエンジン版沙羅曼蛇が、1992年3月25日にはアーケード版とMSX版を収録したサントラ『沙羅曼蛇~Again~』が発売され、私は沙羅曼蛇の世界にのめり込んだのです。
そしてアーケード版のグラディウスシリーズとしては初めてリアルタイムに体験した続編が1996年1月24日稼働開始の『沙羅曼蛇2』だったのです。情報欲しさにゲーメストやベーマガを買いました。
さて、沙羅曼蛇の2Pはロードブリティッシュでしたが、沙羅曼蛇2の2Pはスーパーコブラです。主力戦闘機コブラに巨大な尾翼型ユニットを取り付けてビックバイパー化したものであるというのです。
私はこの設定に大変興奮いたしまして、しかしながらゲーメスト掲載の設定資料にしか主力戦闘機コブラは登場しないのです。その姿をなんとかして見ることはできないだろうか。
そうして企画したのが『ウンディーネ』でした。大人の事情で音楽のみならずストーリーや登場人物もオリジナル作品となっていますが、沙羅曼蛇2の前日譚という位置づけです。
ちなみに火の精サラマンダーと同じ1986年の12月5日にゲームアーツから風の精シルフィードが発売されたのは偶然でしょうか。水の精ウンディーネをタイトルに選んだ理由のひとつです。
なお、ウンディーネシリーズは三部作で完結しました。それぞれ単体でもお楽しみいただける内容になっていますが、作品の時系列はおおむね次のとおりです。
MSX版沙羅曼蛇 → ウンディーネ3 → ウンディーネ1 → 沙羅曼蛇2 → グラディウス外伝 → ウンディーネ2 ※
※ウンディーネ2はMSX版ゴーファーの野望エピソードⅡのように過去にタイムスリップして事件を解決するストーリーです。
ウンディーネ2はグラディウス外伝25周年、ウンディーネ3はMSX版沙羅曼蛇35周年に合わせて制作、頒布開始しております。それぞれ自機は主力戦闘機コブラのバリエーションです。
私がゲームボーイ音源での作曲が得意ということで、仮想サントラは全てゲームボーイ音源で制作しております。ウンディーネ1のみFM音源バージョンを収録しています。
グラディウスや沙羅曼蛇を知っている人もそうでない人もウンディーネシリーズをお楽しみいただけましたら幸いです。詳しくは特設サイトをご覧ください。
中杜カズサさんのウンディーネ1&2紹介記事
ウンディーネ1&2紹介動画(M3-2022秋 Webイベント版)
ウンディーネ1試聴動画