萌尽狼グ

同人音楽サークルkaguyadepth代表、萌尽狼(もえつきろ)の個人ブログ

令和のカシオトーン「CT-S300」発売から2週間を振り返る

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9/27

  • Feeeal旭川島村楽器でCT-S300を見かけカタログをもらった。カシオトーン復活とジョグダイヤル搭載を知り胸がキュンとなった。
  • 帰りの電車内でメーカーサイトを見たら型番がCT-S200になってて、ピッチベンドホイールがないかわりに赤・白・黒の3色ラインアップになっていた。赤が欲しい。
  • CT-S300が島村楽器限定モデルだとしたら、後日島村楽器限定カラーが展開されるのではないか?
  • 帰宅後、SoundCloudCT-S200デモ曲と、自宅の光ナビゲーションキーボードLK-215の同じ曲を聴き比べ、音源の違いを確認。
  • カシオのSoundCloudから、ハイグレードキーボードの海外モデルにはインディアンキーボードがあることを知る。デモ曲かっこいい。
  • マイナビニュースに新音源「AiX音源」の開発者インタビュー記事があり、アジア楽器の開発に苦労したと知る。
  • CT-S300の音源は既存のAHL音源なのか?新開発のAiX音源なのか?
  • カシオのお客様相談室にCT-S300のカラーバリエーション展開について問い合わせメールを送信。
  • 島村楽器オンラインストアでCT-S300が島村楽器限定モデルであり、タッチレスポンス・ピッチベンドホイール・デジタルアンプ搭載と知る。
  • CT-S300とLK-215のMIDIインプリメンテーションチャートを比較するとCT-S300はカットオフ、レゾナンス、アタック、リリースに対応していることがわかった。
  • CT-S200はカラーバリエーションでCT-S200BK、CT-S200WE、CT-S200RDと別々の型番になっているが、CT-S300はこれ1機種のみなのでカラーバリエーション展開はないと考えてよいだろう。
  • CT-S300とLK-115の音色リストを比較すると微妙に違いエスニックとインドの音色が分かれてる。あとドラムにパワーセット系がない。
  • 島村楽器のツイートでCT-S300が本日発売だったことを知る。どうりで接客に熱がこもってたわけだ。
  • ここまでのツィートをTwitterモーメントにまとめた。たぶんこのカシオトーンが売れるともっと小さいのとかもっと効果音鳴るやつとか出してくれると思うので応援したい。
  • CT-S300の購入を決意するも歩き疲れて就寝。

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https://twitter.com/kaguyadepth/status/1177481553879785473

9/28

  • 私は取っ手が付いているキーボードが好きなのかもしれない。2008年から2012年まで使っていたKORG X50にも取っ手が付いていた。
  • カシオお客様相談室から返信あり、CT-S300にカラーバリエーション展開予定はないと判明。

9/29

  • ありものでキーボードスタンドを自作してデスクサイドにキーボードを置けることを確認。
  • 日付が変わる前に島村楽器オンラインストアでCT-S300を注文。

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https://twitter.com/kaguyadepth/status/1178315248492634112

10/1

  • CT-S300の取扱説明書PDFのMIDIインプリメンテーションチャートに記載のURLから、MIDIインプリメンテーションを探すもPDFが見当たらない。
  • UKやUSのサイトならあるのではとカシオ公式サイトの言語を切り替えてみるも、そもそもサポートにCT-S300の型番が見当たらない。
  • 海外ではMZ-X500という4x4パッド付きハイグレードキーボードが展開されていることを知る。
  • 取扱説明書を見て、CT-S200/300にはサステインボタンが付いていることに気づく。サステインペダルがなくても手動でサステインをオンオフできる。
  • CASIO CT-S200/300に搭載されているダンスミュージックモードは、どうやら光ナビゲーションキーボードのエントリーモデルLK-123からLK-128にマイナーチェンジする際、サンプリング機能を廃して実装されたものらしい。※上位機種のLK-223→LK-228ではサンプリング機能が継承されている。
  • 昨夏発売のLK-511/311でも同傾向で311のみダンスミュージックモードを搭載。ただし今夏発売のLK-312はCT-S200/300と同じ筐体となり、ダンスミュージックモードは非搭載。ボタン数が減ったため排他仕様になったものと思われる。
  • ダンスミュージックモードはカシオ公式SoundCloudで試聴できる。
  • 以前AHL音源についてまとめた際はLK-123/223しか出てなかったので、LK-128/228の仕様変更を把握できていなかった。新生カシオトーン初の機能、というわけではないようだ。

10/2

  • LK-128は2017秋モデルだけど、その1年前に発売されたベーシックキーボードCTK-2550にはじめてダンスミュージックモードが搭載されたようです。この機種、USB MIDIが付いていないのであまり注目していなかったのですが、新生カシオトーンの元になった機種ですね。
  • 音色リストを見比べたところ、CTK-2550とCT-S200/300は全く同じであることがわかりました。CT-S200/300ではインドとエスニックが分かれているだけです。ダンスミュージックモード用のDANCEから始まる音色があります。AiX音源にはダンスミュージックモードがないので音源はおそらくAHL音源でしょう。
  • CTK-3500のみMIDIインプリメンテーションがありました。ダンスミュージックモードがあり音色リストが共通で、インプリメンテーションチャートを見てもカットオフ・レゾナンスに対応しているので、CT-S200/300もこれと同一とみてよいでしょう。問題解決かな!?
  • 届く。開封の儀。内容物はいたってシンプル。
  • LK-215は「オマチクダサイ」って表示されて電源オンオフからシステム起動まで時間がかかったんだけどCT-S300は待ち時間なしですぐに電源入る。
  • ヘッドホンアウト、若干サーッとノイズ入りますね。
  • ダンスミュージックモードがめちゃくちゃよくできてる。これは遊べる。
  • 電源オンは押したらすぐに入るけど、電源オフはちょっと長押ししないと消えないのなかなかいい設計だと思う。うっかり押して電源オフって凡ミス防げるから。
  • ジョグダイヤルになっただけでカシオの電子キーボードがこんなに便利になる、本体に内蔵曲や音色名が印字されてないだけでステージに置いても恥ずかしくない、これは多くの人に体験してもらいたい。
  • 今朝の特定班ごっこで音源自体は2016夏モデルからあるものとわかったので、要はゲームキューブWiiみたいなもので、ガワを変えるだけで化けるということ。カシオとしては画期的な商品だと思う。内蔵音源のよしあしはともかく、本体操作をシンプルにするだけで一気に使えるキーボードに変わった。
  • 思ったより太い音が出てるので、ちゃんとしたPAにつないだら結構驚くのでは?

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https://twitter.com/kaguyadepth/status/1179357721860149248
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https://twitter.com/kaguyadepth/status/1179362809563549697
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https://twitter.com/kaguyadepth/status/1179364327570202624

10/3

  • Facebook新生カシオトーンCT-S300ファーストインプレッションをまとめた。
  • CT-S300のダンスミュージックモードのFXをデモ曲にかけたりすることはできないのか。再生中にホームに戻ってもDANCEに切り替えできなくなってる。あとFXはダンスミュージックモードにだけかかって右手鍵盤にはかからないのね。
  • パワーセットないけどスタンダードセット2の中にパワースネア系の音入ってるのか。

moetsukiro.hatenablog.com

10/4

  • CASIO USB-MIDIドライバがなかなかインストールできなくて困ってたんだけど、USBケーブルのせいだった。百均で充電用に買ったケーブルに通信線が入ってなかったっぽい。
  • カシオトーンCT-S300の内蔵曲、トルコ行進曲のはしょり方が大変残念だ。

10/8

  • 仮にCT-S300で影の伝説を打ち込むとしてつづみの音をどうするかなあと考えていた。GMのウッドブロックでアタックと太鼓の高音でリリースでなんとかなるかなあ?カシオさんインド楽器に力入れるのはいいけど和楽器も強化してほしい。和楽器ネタっていまだに88ProやAKAIライブラリが重宝してるでしょ?

10/12

  • Domino音源定義ファイル作成開始。
  • CT-S300の音色、プログラムチェンジナンバーでソートするとクワイア(アー)だけバリエーション音色のほうが本体登録順が若いんですね。ストリングスのバリエーションで+クワイアになってる関係だと思いますが。
  • これをシーケンサー上で逆に表示するように順番変えちゃうことはできるんだけど、それをやると同じパターンのバリエーション音色が他にもいくつかあるので答えが見つからずに泥沼化する可能性が高いので、そのままにすることにした。
  • CT-S300のインド楽器、サントゥールダルシマー、ハルモニウムはリードオルガンのバリエーションとして登録してあるのか。確かGS音源でもそういう扱いだった気がする。

10/13

CT-S300のDomino音源定義ファイルは近日公開予定です。

ダンスミュージックモード搭載機種

機種名 発売時期 USB 備考
CTK-2550 2016年11月上旬
CTK-950K 2017年3月3日
CTK-3500 2017年3月11日 島村楽器限定モデル
LK-128 2017年9月下旬
LK-311 2018年8月28日
CT-S300 2019年9月27日 島村楽器限定モデル
CT-S200RD 2019年9月27日
CT-S200BK 2019年9月27日
CT-S200WE 2019年10月4日

ダンスミュージックモードは光ナビゲーション・ベーシックキーボードの中間価格帯にだけ2016年秋から、サンプリング機能に代わって搭載されてきた模様です。