萌尽狼グ

同人音楽サークルkaguyadepth代表、萌尽狼(もえつきろ)の個人ブログ

令和のカシオトーン「CT-S300」ファーストインプレッション

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来年のカシオ電子楽器事業40周年を記念して復活したカシオトーンブランド第1弾「CT-S200」と、その島村楽器限定モデル「CT-S300」が2019年9月27日に発売されました。

casio.jp

2016年秋発売の一部モデルから搭載されているダンスミュージックモードと音色リスト、MIDIインプリメンテーションの一致などから、音源は新開発ではなく既存のAHL音源であることがわかりました。

しかし、ジョグダイヤルの採用で直感的な操作が可能になり、目的の機能や音色にたどり着くまでボタンを押す回数が大幅に低減。
まるで任天堂ゲームキューブが基本性能そのままにリモコン操作のWiiになったことでヒット商品になったようにこちらもヒットをうかがわせるデキです。

ダンスミュージックモードは意外と太い音が出ているのでちゃんとしたPAから出力したら結構驚くのではないかと思います。
BPMにシンクロするエフェクターも効果がわかりやすく、ループシーケンスも実戦的だと感じました。
これは結構遊べます。ジョグダイヤルぐるぐる回してBPM変えるだけでもそれっぽい!

デジタルアンプを採用したスピーカーは低音はあまり出ませんが、従来の光ナビゲーションキーボードと比べるとバランスよく鳴っている印象です。
ボリュームはデジタル10段階で、最大でも一般的なヘッドホンなら十分な音量なのでお子さまにも安心。ただ若干サーッとノイズが乗ってしまうのが残念ではあります。

開封すると内容物は、本体、ACアダプター、譜面台、簡易マニュアル、保証書とシンプルで、詳しい説明書や光ナビゲーションキーボードにあった電話帳のような分厚い楽譜集はオンラインで提供されるようになっています。
鍵盤には保護フィルムが付いているので剥がしてから使ってください(楽器店でソフトケースに入れて持ち帰ることが多いため他社キーボードもこうなのかはわかりませんが、輸出用の仕様なのかもしれません)

島村楽器限定モデルですが海外でも発売されており、本体カラー黒のみ。
カラーバリエーションが赤・白・黒あるCT-S200の方にはピッチベンドホイールやタッチレスポンスが付いてないため、カラーを取るか機能を取るか悩みどころですが、いずれにせよ2万円を切る価格でスタイリッシュな電子キーボードが手に入るので注目ですよ!

※本記事は10/3朝Facebookに投稿したものを加筆修正しました。