2023年5月28日(日)11:00~15:30川口駅前市民ホールフレンディアにてレトロゲーム・マイナーゲーム中心同人誌即売会「ゲームレジェンド35」が開催されました。
ご参加の皆さんお疲れ様でした。
振り返ってみると、4月4日にまゆみんさん(札幌のゲームトレジャー主催)のこのツイートに反応してしまったがばっかりに、ゲームレジェンドという心配事に振り回されっぱなしの2ヶ月間でした。
ゲームレジェンドにゲートレ中の人が参加できた暁にはチラシを!配りたい!!と思ってます~~~(><)札幌から行くのですわよ★
— まゆみん@ゲームレジェンドsp13 (@yawarakakantai) 2023年4月4日
早くゲーレジェ申込スタートしないかなあ・・・ pic.twitter.com/VI0S1eHKLp
えっ?ゲームレジェンドってまだ申し込みできるんですか?
— 同人音楽サークルkaguyadepth (@kaguyadepth) 2023年4月4日
旧サークル名のASIA LUNARで最後に参加したゲームレジェンド27(2017年11月12日)から5年半ブランクがあり、どういうプロセスを経て開催当日を迎えるイベントだったかすっかり忘れていました。
何があったのかというと、開催1か月前の4月28日22時頃に事前予告なく突然募集開始(スタッフも知らなかったらしい)、その2時間後に50スペース超過を理由に打ち切り、〆切は5月9日だけど参加費振込先のゆうちょ銀行は5月2日~6日サービス休止、開催1週間前の5月21日深夜に当落発表で企業含めて多数の落選が出て、22日に宅急便発送方法のメール連絡、23日に会場配置発表、24日にサークルチケット代わりの封書が速達で届いたという、まさにギリギリの綱渡り状態で開催に至りました。
どうしてこうなった!?と思って過去のツイートや日記を振り返ってみましたが、実は前回も似たような状況だったというオチに愕然。ゲームレジェンド実行委員会の実態は主催者のワンマンで、グダグダな運営が状態化しているんですね。
憶測ですが、どうやら会場のフレンディアの利用規約と照らし合わせてみると「昨今の同人業界によくある〝予期せぬ事態〟(笑)」を極力回避するため期日ギリギリで運営せざるを得ない模様。にしてもいつ頃何があるのかは事前告知できるはずで、周知できていればギリギリの運営でも誰も文句は言わないはず。公式サイトの更新のみで突然やるから悪い。ただそれだけのことなんです。
ゲームレジェンドはEDIA LABELの頃は参加してなくて、ASIA LUNARにサークル名を変更してから参加するようになりました。初参加はゲームレジェンド6(2007年5月27日)で会場はまだ綿商会館の頃でした。
ゲームレジェンドはM3と同日開催の回をのぞいて東京に住んでいた2010年までは毎回参加していました。出雲に移住してからは2014年から2016年までの3年間、秋だけ参加しました。
東日本大震災で亡くなった電遊音楽Co.の電視遊戯人さんをフレンディアで見た記憶があるので、この頃会場が川口駅前市民ホールフレンディアに変わったのだと思います。
2009年5月24日はゲームレジェンド10終了後に秋葉原でaerophononのSommenchさんと一緒にライブをやったりと、ゲームレジェンドをからめた活動をしたこともありました。
そういうわけですから、かつては主催者のZEDさんとも密に連絡を取り合っていた仲であるし、ゲームレジェンドに対する思い入れもひとしおです。
規模が拡大して一度TRC(東京流通センター)で開催したり、違法グッズの温床となって問題化したり、落選したサークルが近所で代替イベントを開催したりといったところは伝え聞くのみです。
さて、コロナ禍を経て、その間に沙羅曼蛇35周年があり、記念で創った架空サントラ「ウンディーネ」が三部作完結しました。こういった作品はゲームレジェンドこそ売れるのではないかという期待がありました。
ゲームレジェンド35は、岩崎啓眞さんの『ちょっとは正しいゲームの歴史』の大行列で幕を開け、当方も開幕1時間半は怒涛の売れ行きとなりました。ただし二次創作のみ。
ゲームレジェンド新刊『ちょっとは正しいゲームの歴史』。
— 岩崎啓眞@スマホゲーム屋+α (@snapwith) 2023年5月26日
B5/88ページ。表紙はイロイロあいざわひろしと議論して「これぐらいの皮肉はいいんじゃね?」というコトになりました。
あいざわひろしの描いた4コマも収録。 pic.twitter.com/PHjRiI29Sv
その後まったりタイムになってから一次創作のほうもぼちぼち売れましたが、肝心のウンディーネはまったく捌けない。ありえない、何かの間違いではないのか?
二次創作のイベントなので二次創作が売れるのは当然として、小さな音さんの新作ファミコンゲームなど一次創作にもそれなりに需要がある中、架空サントラが売れないのはなぜか?
架空サントラはIGN JAPANでhallyさんが昨秋書いた記事で話題になりました。弊サークルでは長年「仮想サントラ」と呼んでいましたが今回「架空サントラ」としているのはそのためです。
ゲーム音楽ファンの間では注目度が高い記事だったとは思いますが、レトロゲームファンの間ではもしかしたら架空サントラの認知度がいまひとつなのかもしれません。つまり需要がない。
思えば好きなゲームの二次創作や攻略ビデオ、気になるジャンルの評論本、珍しいゲームの展示試遊があるからゲームレジェンドに足を運ぶわけであって、知らない音楽との出会いには期待してないのかも?
あと、M3やコミケに初参加した20年前はグラディウスの続編はまだ出てた頃だけど、それでも理想の続編を求めて架空サントラに手を伸ばす人が多かったのかも?熱気を帯びていたんですね。
「沙羅曼蛇、懐かしいね」
ふと出た言葉だったと思いますが、鋭く胸に突き刺さりました。もう「懐かしい」だけなのかも沙羅曼蛇。昨日5月29日はグラディウス38周年でしたが。
沙羅曼蛇3まだかー!?と言っていた人たちどこいった?もう引退した?
なのでkaguyadepthとして参加した同人イベントでは過去最高益を叩き出したものの、当初の思惑としては惨敗という複雑な胸中、しかもこのグダグダ運営っぷり…次回参加どうするよ?
ちなみに6月17日のゲームトレジャー4合わせから前倒しして出した新作「エグゼリカ総集編」は売れたけど、立ち話ではエグゼリカのエの字も聞こえませんでした。やっぱりまだ時期尚早すぎたか…
以下、ここまでと重複する箇所もありますが反省ツイートまとめ。ウンディーネ三部作を経て、個人的には一次創作一本で行くつもりでいたけど、これは二次創作と二人三脚で行くべきなのかも?と悩み中。
同人ショップ委託も二次創作の追加発注を意図的に停止してたんですけど再開させるかも?なんか当日は向こうから発注がないとか適当なこと言っちゃっててごめんなさい。
雑感。開始から1時間半は怒涛の勢いで売れていきました。二次創作のイベントなので二次創作が売れるのは当然として、一次創作側の目玉である沙羅曼蛇35周年架空サントラの食い付きがかなり悪い。おそらく #ゲームレジェンド の客層に架空サントラを聴ける人がいないのだと思います。でも興味はありそう
— 同人音楽サークルkaguyadepth (@kaguyadepth) 2023年5月28日
その辺がインディゲームマーケット3のほうが手応えがあったので、イベントの性質が異なるのだなと思います。現状を踏まえて一旦ストップかけてた二次創作の委託補充を再開させて二次創作出せるイベントは二人三脚で一次創作を売り込んでいくしかないのかなと思います。オリジナル一本じゃキツイ。
— 同人音楽サークルkaguyadepth (@kaguyadepth) 2023年5月28日
あと机1本使えると一次創作と二次創作を完全に分けて置けるので案内するのも楽というのは収穫でした。今後もこれで行こう。
— 同人音楽サークルkaguyadepth (@kaguyadepth) 2023年5月28日
人間、成功体験って恐ろしいもので、やっぱり #ゲームレジェンド だな!って簡単に手のひらを返しちゃうんだけど、そうやって主催者をなあなあのままにしてぐだぐだ運営を続けさせてはいけないので、それはそれで厳しい目で見ていかなくといけないと改めて思う。シーソーゲームだなあ。
— 同人音楽サークルkaguyadepth (@kaguyadepth) 2023年5月28日
頒布数確認、持ち込み枚数の約半分が売れました。kaguyadepthになってから最高(ただしほとんど二次創作)
— 同人音楽サークルkaguyadepth (@kaguyadepth) 2023年5月28日
#ゲームレジェンド で「ウンディーネ?」と言われたので「沙羅曼蛇と同年にゲームアーツがシルフィードを出してまして土の精ノームに似た名前のゲームもあるのですがウンディーネってSTGだけなかったので」と力説したら引かれた😅
— 同人音楽サークルkaguyadepth (@kaguyadepth) 2023年5月29日
ウンディーネ・プロジェクト | kaguyadepth https://t.co/yxlbk9dQH4
同人イベントってこっちがアツくなりすぎると引かれて終わるよね…適当な受け答えだいじ…orz
— 同人音楽サークルkaguyadepth (@kaguyadepth) 2023年5月29日