萌尽狼グ

同人音楽サークルkaguyadepth代表、萌尽狼(もえつきろ)の個人ブログ

『まいまいのkaguyadepth探偵団』で取り上げたRoland M-VS1などのMIDI音源について

この記事をシェアする

『まいまいのkaguyadepth探偵団』第5回の今日の一曲でRolandのM-VS1というヴィンテージシンセサイザー音源を使った「水面をめざして…」という曲を紹介しました。


www.youtube.com

その際、ゆにばすさんのM-VS1に関する記事をツイートしたところ反応があったので、この音源を中心にハード音源を使っていた頃のDTMについて少し書こうと思いました。

前記事で書ききれなかったことですが、私は1996年2月10日に『音楽ツクール for Windows ログイン版 Music Magic』を購入して、NEC 98MULTi CanBe PC-9821Cb2/B内蔵のFM音源YMF288-M(YM2608互換)でDTMを始めましたが、その年の盆に粳麻唯を思いつきカシオの日曜音楽(Rolandのミュージ郎、YAMAHAのHELLO!MUSIC!に相当するDTMパッケージ)を買って本格的にDTMを始め、ウルチメディアそしてEDIA LABELとしての活動に邁進していきました。

使っていたCanBe。右側はPC-9821Cu16/HA2。

その時、旭川のYESそうご電器店頭でGS互換音源SC-33とCバス用MIDIインターフェイスMPU-PC98のセットと思しきミュージ郎が店頭処分特価3万円で出ていて、しかしMIDIインターフェイスWindows95には対応していないのでWindows3.1に戻さなければいけないという訳あり品だったので、悩んだ末に日曜音楽(GM互換のGZ-50M)を選んだのですが、そこが大きな運命の分かれ道だったように思います。

GZ-50Mはとても個性的な音のするGM音源だったので…

その後、バンタン電脳情報学院ゲームサウンド科に入ってまもなくイシバシ楽器で中古のSC-155を買いましたが、すぐに限界を感じ手放します。後に商業デビューさせていただいたStudio MAOの久坂真生さんのアドバイスで中古のM-GS64(SC-88互換の1Uラック音源)を買って2007年頃までメインで使用していました。クラスメートにはそれより高いSC-88ProSK-88Proのミュージ郎を勧めておいてね!悪い人だ。

M-VS1はM-GS64と同じデザインの音源で(リセットなどの操作手順は異なります)、2000年のはじめ頃に中古で購入して、1Uラックケースに入れて恵比寿のバンタンまで持ち運んでました。卒業制作の「Against The Wind」はデジタルサウンド科という別のクラスの備品だったSC-88ProとM-VS1を組み合わせてMacのStudio Visionで打ち込んで作った曲になります。DS科が使うので、時間なくてあわてて録音したっけなあ…

2002年8月頃撮影

同じデザインの音源は、オーケストラ音源のM-OC1とストリングアンサンブル音源のM-SE1の2台はStudio MAOから譲り受けましたがあまり使うことはなく、2007年の夏コミで貴島煉瓦さんのエグゼリカ抱き枕が買えなかった腹いせにダンス音源のM-DC1を買って『エクステイリゼル』で沙羅曼蛇2風のアレンジを作るのに使いましたが、ほどなくして引っ越しのため音源は全部処分してしまいました。

2010年1月20日撮影

2008年夏から2012年春までは迷彩柄のKORG X50がメインでしたが、出雲に引っ越すためこれも処分。出雲からStudio Oneを使い始めソフト音源に移行しました。とはいえ出雲ではSK-88ProKORG microSTATION、Roland JD-Xiなどなど、ハード音源を買っては売ってを繰り返していました。滝川に戻ってきてカシオトーンにハマって、CT-S300を作曲用に使うようになってからは物欲も落ち着いています。

2013年7月22日撮影

ちなみにYAMAHAの音源は歌うトランペットEZ-TPをライブで使っていたので、それの内蔵XG音源を使ったことがあります。MIDIシーケンサーはずっとXGworksを使っていましたが、音源はずっとRoland系だったのでややこしかったですね。ポケットミクは持っていますが音源として使ったことはありません。GM音源ですが内蔵エフェクト数がすごいんですよね。XG音源といい、使いこなせる気がしない…


www.youtube.com

ハード音源で作ったのはAkai Professional MPK Mini Play内蔵音源(GM配列だけど音色切り替えられるのは1チャンネルのみで後はピアノ固定)で作ったニンジャウォーリアーズの「DADDY MULK」が今のところ最後になりますね。ハード音源で曲作ってた頃のほうが充実してた気もしますが、DAWに慣れきってしまい今さらハード音源には戻れない。そんなところでしょうか。

過去の使用機材についてはkaguyadepthのウェブサイトにまとめてあります。

kaguyadepth.jp